海外で非常に人気のある『Questions for Couples Journal』は、ノートを開くと「毎日(または毎週)1つの問い」が用意されており、そこに夫婦それぞれが自分の答えを書き込んでいく交換日記形式のワークブックです。
Questions for Couples Journalとは
AmazonなどのECサイトやアプリでもさまざまな種類が販売されており、感情的にならずにゲーム感覚で相互理解を進められる「仕組み」として広く活用されています。その具体的な中身と効果的な取り組み方を解説します。
ジャーナルの具体的な中身(3つのジャンル)
質問の難易度はランダム、あるいは段階的に設計されており、主に以下の3つのジャンルで構成されています。
①「楽しい思い出・未来の夢」に関する質問(難易度:★☆☆)
関係のベースにあるポジティブな感情や、意外と知らなかった小さな好みをアップデートします。
- 「最近二人で過ごした中で、一番楽しかった1週間はどんな1週間だった?何が特別だった?」
- 「もし明日、1日だけ自由に使えるお金と時間があったら何をしたい?」
- 「お互いに年齢を重ねたとき、どんなおじいちゃん・おばあちゃん夫婦になっていたい?」
②「愛の受け取り方・心理的安全性」に関する質問(難易度:★★☆)
お互いが何に傷つき、どうされると愛されていると感じるかの「取扱説明書」を作ります。
- 「あなたはどうやって愛を表現する?そして、どうされると愛を感じる?それは同じ方法?」
- 「パートナーの前で、自分が『素(無防備な状態)』でいても安全だと感じるのはどんなとき?」
- 「日々の生活の中で、二人のつながりをもっと増やすためのアイデアを1つ挙げるなら何?」
③「関係性のパターンと本音」に関する質問(難易度:★★★)
セックスレスや、二人の間に漂う不満・悪循環に直接踏み込むディープな質問です。
- 「私たちの関係性の中で『変えたいパターン(悪循環)』は何?それが変わったらどんな状態になる?」
- 「最近の私たちのスキンシップや親密さの度合いについてどう思う?最初に出会った頃からどう変化した?」
- 「本当はパートナーに伝えたいけれど、ずっと胸の奥にため込んでいることは何?(まずはここに書いてみて)」
効果的に取り組むための「仕組み(実践ルール)」
このジャーナルの最大の魔法は、「自分の回答を書くまでは相手の回答を見ない(あるいは、その場でお互いにせーので見せ合う)」というゲーム性です。途中で喧嘩にしないために、以下のルールをシステム化します。
効果的に取り組むための鉄則1:書くときは完全に「主語を私(Iメッセージ)」にする
「あなたが〇〇してくれない」と書くとただの文句ノートになります。「私は〇〇のときに寂しいと感じる」「私は〇〇だと嬉しい」というアサーティブな書き方を徹底します。
効果的に取り組むための鉄則2:相手の答えを「否定・論破」しない
答えを読み合って「それは違う」「あなたの勘違いだ」と言い返した瞬間に、ジャーナルは機能しなくなります。自分と違う意見でも「あなたはそう感じていたんだね、教えてくれてありがとう」と受け止めるだけにします。
効果的に取り組むための鉄則3:時間とルールをカジュアルにする
忙しいときは「週末にまとめて3問」「15分だけ時間をとってコーヒーを飲みながら」など、お互いに負担にならないスケジュールで進めます。
💡 パートナーがノートに書いてくれない場合の対策
もしパートナーが「文字を書くのが面倒」「ノートは重い」と拒む場合は、無理に書かせる必要はありません。
あなたがジャーナルを一冊買い、「今日の質問:最近のプチハッピーは何?ちなみに私はね……」と口頭でクイズのように1問だけ投げかけるか、もしくはA Question a Day for Couplesなどのカップル向け質問アプリ(お互いがスマホで回答を入力するまで相手の答えが見られない仕組み)を導入するのもおすすめです。
洋書ですが、Amazonなどで『Questions for Couples Journal』と検索すると多くのバリエーションが見つかります。




コメント