旦那に話が通じなくてイライラしませんか?実は男女の脳の違いを知るだけで劇的にラクになります。
ある土曜日の朝。
妻が言った。

今日、忙しい?
私は新聞を読みながら答えた。

いや、特に。

ふーん。

どうしたの?

別に。

昨日も聞いた気がするな、この会話。
しばらくして、妻が洗濯物を抱えて歩いている。
私も見ている。
妻も私を見ている。
私も妻を見ている。
何も起きない。
30分後。
妻が突然言った。

手伝ってくれてもいいんじゃない?

えっ!

さっき、聞いたよね?

何を?

今日、忙しい?って。

うん。

そのあと、特に予定ないって言ったよね?

うん。

普通、そこで、手伝う流れだよね。

そんな高度な読解問題だったの!?

夫婦検定3級レベルです。

不合格です・・・
今日の会話、ズレ解説
人間関係のトラブルでよく起きるのが、
「察してほしい」
と
「言われないとわからない」
の衝突です。
どちらも悪気はありません。
でも、
このズレは非常に強力です。
本当は手伝ってほしい
↓
「今日忙しい?」
と聞く
↓
伝わったと思う
↓
相手は伝わっていない
↓
イライラする
一方で相手は、
忙しい?
↓
暇です
↓
会話終了
だと思っています。
つまり、
お互いの頭の中では
別の映画が上映されているのです。
察する能力には限界がある
私たちは、長く一緒にいる相手ほど、
わかってくれていると期待します。
夫婦ならなおさらです。
でも、実際には、
相手は自分の心の中を読めません。
当たり前ですが、
人間はエスパーではありません。
- 言わなくてもわかるはず
- 気づいて当然
- 察してほしい
こう思うほど、
相手は失敗しやすくなります。
そして失敗すると、
今度は
- 大切にされていない
- 関心を持たれていない
- 愛されていない
という、解釈に発展しやすいのです。
わが家の場合
振り返ると、
私も「察してほしい人」でした。
例えば、
仕事で疲れて帰った日。
本当は
- 今日はしんどかった
- 少し話を聞いてほしい
- 労ってほしい
と、思っています。
でも口から出る言葉は、
「疲れた。」
だけ。
そして妻が
「そう。」
と返す。
すると内心は、
もっと何かないの?
と思う。
ところがよく考えると、
私は何も伝えていないのです。
妻から見れば、
ただ疲れている人です。
その一方で、
妻も時々察してほしいモードになります。
つまり、
わが家には
「察してほしい人」が二人いる。
そして二人ともエスパーではない。
なかなか大変な状況です。

これ、事故るよね。

毎回事故ってるよね。
察してほしいを翻訳すると
人間関係がうまくいく人は、
察してほしい気持ちを
言葉に翻訳するのが上手です。
例えば、
手伝ってほしい
↓
「洗濯物を一緒にたたんでもらえる?」
とか、
寂しい
↓
「少し話を聞いてほしいんだけど。」
とか、
不安
↓
「ちょっと相談してもいい?」
とか。
これだけで、
相手は動けるようになります。
実は、
察してもらうより
伝えた方がずっと親切なのです。
読者への宿題
今日、
誰かに何かを期待したとき、
心の中でこう確認してみてください。
私は今、
- 言葉にして伝えただろうか?
- それとも察してほしいと思っているだけだろうか?
もし後者なら、
一言だけ足してみてください。
例えば、
- 「手伝ってほしい」
- 「聞いてほしい」
- 「一緒に考えてほしい」
これだけで十分です。
次回予告
ここまで読んでくださった方は、
こんな疑問が湧いてくるかもしれません。
- 気持ちは伝えた。
- お願いもした。
でも、相手の反応が思ったのと違った。
実は会話には、
もう一つのズレがあります。
それは
「事実」と「解釈」のズレ
です。
同じ出来事なのに、
なぜ人によって受け取り方が違うのでしょう?
なぜ
「そんなつもりじゃなかった」
が頻繁に起きるのでしょう?
次回は、
人間関係をこじらせるもう一つの原因、
思い込みフィルター

について考えてみます。

つまり言わないと伝わらんと。

そう。

でも、夫婦は阿吽(あうん)の呼吸って言うよね。

呼吸する前に会話しようか。

・・・その通りです。
つづく。


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