発達支援⑪支援者も人間だ

発達支援 11 支援/人間関係
発達支援 11

わたし、サビ管です。のぶさん、

今日もしっかりしてくださいね!

のぶです!

バタバタしていて

すみません……

広島県福山市の就労継続支援B型作業所「トテチテタ」。
今日ものぶさんは、木工室で鞆の浦のお土産品づくりの準備をしていた。

木の香りがふわっと漂う、
なんとも落ち着く場所だ。

の、はずなのだが。

今日の主役は「のぶさん(支援者)」

いつもは訓練生が主役だが、
今日は違う。

主役は

のぶさん自身。

なぜなら、
朝からやらかしの予感が漂っていたからだ。

訓練生の名前を盛大に間違える

木工室に入ってきたレンくんに向かって、
のぶさんは元気よく声をかけた。

「おはよう、カズさん!」

「レンです」

(あっ!)

のぶさんは慌てて謝った。

「ご、ごめん!今日は朝から脳みそが寝てて」

「大丈夫ですよ」

レンくんは笑ってくれたが、
のぶさんの心の中では
やらかしポイント①が刻まれた。

説明の途中で自分が迷子になる

続いて、ミキさんに作業説明をする。

「今日はこの木材をこうしてえっと
あれ?どこまで話したっけ?」

「途中で迷子になってましたよ」

(やらかしポイント②!)

ミキさんは笑ってくれたが、
のぶさんは内心で土下座していた。

工具を落として派手な音を出す

さらに、ヤスリを取ろうとした瞬間

ガッシャーン!!

木工室に響き渡る大音量。

「のぶさん!?大丈夫ですか!?」

「だ、大丈夫です。工具が勝手に落ちただけで」

(勝手に落ちるわけない。やらかしポイント③!)

感覚過敏のハルさんが少し驚いたので、
のぶさんは深く反省した。

訓練生の水面下を見落とす

午後、ソウタくんが作業の手を止めていた。

「ソウタくん、興味ないの?」

「いや、興味はあるんですけど
ちょっと不安で手が止まってて」

(あっ!水面下を見落としてた!
やらかしポイント④!)

のぶさんは、
自分が水面上の行動だけを見ていたことに気づいた。

深呼吸して気づく

その日の帰り道。
のぶさんは歩きながら思った。

支援者だって人間。
失敗するし、名前を間違えるし、工具も落とす。
でも、失敗したときにどう向き合うかが大事なんだ。

そして、

支援は完璧である必要はない。
一緒に考える姿勢こそが支援の本質なんだ。

と気づいた。

のぶさんの学び(今日のまとめ)

  • 支援者も人間なので、失敗はつきもの
  • 失敗を認めることで関係が深まることもある
  • 水面下を見落とすことは誰にでもある
  • 大事なのは「次にどうするか」
  • 完璧よりも誠実さが支援の力になる

トテチテタの木工室には、
今日も木の香りと、
ゆっくりと前に進む人たちの物語が流れている。

そしてその端っこで、
のぶさんもまた成長している。

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