アムウェイの創始者のリッチ・デヴォスさん(リチャードMデヴォス)さんのことをご存じでしょうか?今現在アムウェイビジネスに取り組んでいらっしゃる人は、むかしの創始者のことをあまりご存じないかもしれません。今回お伝えしたいのは、1点だけ。彼がクリスチャンだったということです。

金持ちとラザロ

イエスのたとえばなしのなかに「金持ちとラザロ」の話が出てきます。今回は、少し深読みしてみます(私なりに).

ある金持がいた。彼は紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮していた。ところが、ラザロという貧しい人が全身でき物でおおわれて、この金持の玄関の前にすわり、その食卓から落ちるもので飢えをしのごうと望んでいた。その上、犬がきて彼のでき物をなめていた。この貧しい人がついに死に、御使たちに連れられてアブラハムのふところに送られた。金持も死んで葬られた。そして黄泉にいて苦しみながら、目をあげると、アブラハムとそのふところにいるラザロとが、はるかに見えた。そこで声をあげて言った、『父、アブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、その指先を水でぬらし、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの火炎の中で苦しみもだえています』。アブラハムが言った、『子よ、思い出すがよい。あなたは生前よいものを受け、ラザロの方は悪いものを受けた。しかし今ここでは、彼は慰められ、あなたは苦しみもだえている。そればかりか、わたしたちとあなたがたとの間には大きな淵がおいてあって、こちらからあなたがたの方へ渡ろうと思ってもできないし、そちらからわたしたちの方へ越えて来ることもできない』 ルカによる福音書16章19 - 31節

リッチ・デヴォスさん大金持ちだった

リッチ・デヴォス
リッチ・デヴォス

彼がクリスチャンだったという点に異論(というか、お金持ちへのひがみ?)がある人は多いかと思います。なんとならば、私がそうだったからです。

リッチ・デヴォスさんのことを悪く書くつもりもありません。尊敬しています。

クリスチャンのイメージは?

たとえば、こんなのがあるとおもいます(こじんてきしけんです)。

クリスチャンのイメージ
  • クリスチャンはお金持ちであるはずがない
  • クリスチャンは目立つ活動をしているはずがない
  • クリスチャンはつつましく生きているはずだ

と、(私は)思っていたからです。違いましたね。

クリスチャンはお金持ちであるはずがない

これに対してリッチ・デヴォスさんは、お金持ちです。長者番付にも載っていたそうです。

クリスチャンは目立つ活動をしているはずがない

これに対してリッチ・デヴォスさんは、目立つ活動をしていました。アムウェイという企業は世界企業です。そのトップだったので世界中を講演旅行されていました。当時はテープとかCDとかビデオテープDVDとかもたくさんありました。

私も数本持っていていつも営業車の中で聞いていました。

クリスチャンはつつましく生きているはずだ

それに対してリッチ・デヴォスさんは、つつましい生活ではなかったかもしれません(※つつましいというのが何であるかは個人差があります)。

例えば、心臓の移植手術を受けられています。日本では今でも年間数人しか受けられない手術です。つつましいといえるかどうか。

リッチ・デヴォスさんはすばらしいひとでした

彼は神でありませんが、彼は素晴らしい人間、クリスチャンだったと私は信じています。そして、死後の今でも、神様が彼を祝福してくださっていることに思いを寄せています。

このことについては、私自身のひがみ根性と戦った末に、みなさんへなんとか伝えられるようになったのでした。

私自身のひがみ根性とは、他人のことをすばらしい人間だったと表明するまでの心の葛藤のことです。

リッチ・デヴォスさんがクリスチャンであることの理由

優れた人のことを私のような劣っている人間が評価することはできません。しかし、彼がすばらしい人だったということは、私も宣言できます。

リッチ・デヴォスさんとキリスト教

リッチ・デヴォスさんの生き方
  • クリスチャンだということを彼自身が何度も宣言しています
  • 他人のために労苦を惜しまず
  • 神様をすがっていました

クリスチャンだということを彼自身が何度も宣言しています

上述のように、リッチ・デヴォスさんはたくさんの言葉をテープ、CD、ビデオテープ、DVDに遺していらっしゃいます。私が見聞きしたいずれにも「クリスチャンである」と話していました。

日本には1%未満しかクリスチャンがいないです。日本でクリスチャンだと宣言するのは、江戸時代の禁教令がいまでも適応されそうなくらい怖いものがあります(※個人的感想です)。クリスチャンが多い欧米でも同じかもしれません。

ビジネスで宗教を持ち出すと日本では「やめてください」と、はっきりお断りされます(経験談)。

他人のために労苦を惜しまず

アムウェイ自体が他人のためになるコンセプトで始まっていました(いまでもそうであるはずです。反論があるとしたら自己中心的な販売を行っている人が増えてしまっただけのことです)。

お金持ちの場合、他人のためになる行いというのは、私のような凡人の想像を超えています。

私のような凡人は、それを「金持ちの道楽」と片づけてしまいがちですが。

私と彼のレベルの違い

明らかに違いがあります。比べるだけ恥ずかしいことですが、

月とスッポン
  • 私:道端のゴミ拾い 彼:森林の保護活動をプロデュース
  • 私:「電車でいっしょに行きましょう」 彼:自家用ジェットでみんなといっしょに旅行を企画
  • 私:「ありがとう」 彼:報酬システムを作る

報酬システムというと、いきなり拒絶反応が起こります。

アムウェイでもそうでした。

どのようなビジネスにも世のため人のためお客様のためになることをした人には、報酬が出る仕組みがあります。

神様をすがっていました

心臓手術と心臓移植手術を受けられていました。そのときのことも彼はたくさん語っています。神様との関係を含めて。

心臓手術の前からも神様に信頼していらっしゃったようです。公演の終わりは毎回、聖書の言葉で締めくくられていらっしゃいました。

リッチ・デヴォスさんはクリスチャンだった

アムウェイの創始者のリッチ・デヴォス(リチャードMデボス)さんはクリスチャンでした。

クリスチェンだからといって、ビジネスに成功しないわけではないです。ビジネスや政治の世界で成功しているクリスチャンはたくさんいらっしゃいます。

そういう人もクリスチャンです。少なくとも彼はそういう人たちのお手本だったのだと思います。

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