三位一体というと、NHKニュースをよく見ている人だったら「国庫補助負担金改革、税源移譲、地方交付税改革を一体として進めることで、地方分権を推進しようとした改革」のことだといわれるでしょう。カトリックでは今日2025年6月15日日曜日は三位一体の主日。神父様のご説教でも三位一体を解説していただきました。今日はこの話をこれ以上は深堀りしません。
マイケル・モーパーゴ

ブックメーターという読書感想文を登録できるサイトがあります。何年か前、よく読書をしていたころに私が読んだ本を眺めていました。
当時、児童書をよく読んでいて、中でもマイケル・モーパーゴの本をよく読んでいました。ウィキペディアによるとマイケル・モーパーゴさんは「イギリスの本の著者、詩人、劇作家、台本家であり、「戦火の馬」(1982)などの児童文学で最もよく知られる」と書いてありました。
もちろん「戦火の馬」も読んだことがあります。軍馬が主人公だったと思います。伏線と伏線回収の連続でよく考えられた著作だと思いました。彼の作品には「反戦」が書かれています。
児童書というと、他にも、
ペンギンたんけんたい
斉藤洋さんのおもしろい児童書です。えんやらどっこいとカヌーをこいで、いろんな動物とペンギンたちが出会うお話です。なにか、愛らしいはずのペンギンが探検隊というまじめくさった活動をまじめにやっている愉快さがありました。こちらもたくさん読みました。子どもたちへも読み聞かせをしましたが、読んでいる私までも「ククク……」と、思わず笑ってしまって困ったものです。
児童書というと、この著者2名をまず思い出します。
どうして児童書をよく読んでいたかというと、「情緒豊かに過ごせるから」です。簡単に読めるし、読んでいる時間と読み終わってからも心豊かに過ごすことができます。
あやしい探検隊
そういえば、探検隊といえば児童書の前は「怪しい探検隊」シリーズをよく読んでいました。こちらは、椎名誠さんのお友達が日本国内の日の当たらない場所を野宿して回るという体験記でした。
ほんとうの探検隊ではありませんが、大真面目に探検隊と銘打っているところがペンギンたんけんたいと同じでおもしろかったです。
私自身も探検や野宿やキャンプが大好きでした。椎名誠さんの真面目腐った解説口調の文体と、やっていることのハチャメチャさのアンバランスさが好きでした。
この椎名誠さんシリーズにたどり着く前に、野田知佑(のだ ともすけ)さんの本と出会っています。カナダのマッケンジー川のような海外の大河をカヌーで下る話です。
野田知佑さん
野田知佑さんの本もたくさん読みました。著作もたくさんあってどの本を読んだのかよく覚えていないのです。
二十歳のころだったと思います。当時、大学の授業の後アルバイトで赤坂見附の料理屋さんに通っていました。玄関番の係をしていたのですが、レジ係のひとといっしょにエレベータの前で無駄話をしていました。
その時に彼の著書の内容をよく話題にしていました(どういう話の流れでそうなったのか今では思い出せません)。マッケンジー川とかユーコン川とか、行ったこともとない大自然のことをよく話していました。それからしばらくして、彼が実際に行ったというカナダという国へ私も旅立ってみたのでした。
ところで、なぜ、私の読書履歴を思い出しているかというと、
あなたのコンテンツを見つける方法
「あなたのコンテンツを見つけるあるひとつの方法」を教わったからです。コンテンツというのは、あなたや私が発信しようとする内容のことです(このブログでいうと、神様が見えない理由を追及するというテーマのようなもの)。
その方法というのは、次のようにします。
- 図書館へ行く(あるいは本屋さんでもいい)
- 興味がある本を選ぶ
- その本の目次を見ながら「自分だったらこう書くだろうな」をメモする
こうすると、自分の得意なコンテンツを見つけることができるというのです。
私は児童書に興味があります。残念ながら、児童書というジャンルではこの方法がとれないかもしれません。でも、わかったことがあります。
あやしい探検隊とペンギンたんけんたいでは「真面目くさったおかしさ」、野田知佑さんと椎名誠さんからは「日常の中から愉快なことを探す」こと、マイケル・モーパーゴの児童書からは「ストーリーの意外さ」です。
これ、私の三位一体みたいだなと思ったのでした。
三位一体の主日
本当の三位一体というと「神とイエス様と聖霊はペルソナは違うが全部同じ神」という意味です。それが神様の本質ですというのが、今日「三位一体の主日」の意味ですね。
同じように私の本質を考えていました。その答えは、「まじめな中のおかしさ」「日常の中にすべてを見つける」「意外な答えが待っている」でした。そんなコンテンツに仕上がるといいのですが。
そのうち、児童書を書いてみたいなと思っています。