埼玉にいたころ小学生向けの教室をやっていました。最近は日本以外からのたくさんの方が地域に住まわれています。若い方の中には日本で結婚式を挙げられるカップルもいらっしゃいますし、子どもたちを連れて来られる人もいます。カトリック教会内で行われている海外からの移住者向けボランティア活動には、以下のような活動があります。
海外からの移住者をサポートするカトリック教会のボランティア活動

ボランティア活動の中で、昨今は、海外からの移住者をサポートする活動が盛んになっています。
カトリック教会でもそうしたボランティア活動への参加者を募集している場合があります。小教区(地域にある個別のいつも通っている教会)で、ボランティア活動に具体的な予算が計上されていない場合もあります。予算が計上されているからといっても、教会で活動資金が潤沢にあるわけでもありませんが。
- 日本語教室
- 生活・法律相談
- 小学生の学習教室
- 医療相談
- 地域活動への参加支援
日本語教室
海外からの移住者が全て日本語を勉強していらっしゃって来られているわけではありません。それに、AI翻訳ソフトが日常生活の全てを解決できるわけでもありません。
日本語学習は体系化されていて、教科書もあり教育に必要な人材育成制度もあります。
日本語能力レベルは、N1、N2を目指します。
小学生の学習教室
小学生や未就学児童のための学習教室です。日本語ができないことで友だち作りが難しくクラスで孤立しているかもしれません。親も子どもたちをサポートできないかもしれません。
学校の宿題や学級通信の内容を両親に伝えることで、移住者家庭の孤立を防ぎます。
小学生くらいの子どもたちなら、1年もすると自然と環境に順応していくので、意外と簡単なサポートだけで大きな成果がみられる、楽しい活動です。
生活・法律相談
定期的な生活相談会や法律相談会を開催します。ボランティアスタッフには、弁護士や行政書士、看護師などの専門家も参加しています。
- 実際の犯罪に巻き込まれたひと、犯罪を起こしてしまった人への緊急対応
- 避妊教室・海外への送金方法説明会・特殊詐欺対策教室
- 学校行事説明会
- 在留資格更新、強制送還・入国管理局などへの対応
医療相談
長い間日本で暮らす人の中には、医療費を支払えず病気に苦しんでいるひとも少なからずいらっしゃいます。無料で医療相談や検査・病気の診断を行うボランティアを行っている宗教者の方・病院関係者の方もいらっしゃいます。
医療相談に参加するよう声がけをしたり、医療相談会への送迎するなどたくさんのボランティアが必要です。
地域活動への参加支援
自治体が海外からの移住者向けのお祭りやイベントを企画してくださっている場合があります。最初は移住者だけで参加するものもたいへんです。カトリック教会として日本語を喋れるスタッフと一緒に実行委員会へ参加したり、イベント参加したりします。
川口市は日本で一番移住者が多い街です。川口市の多文化共生担当スタッフのかたがたも、ときどきカトリック川口教会へ相談や提案にいらっしゃっていました。
一歩ひいて、サポートする
最終的には移住者の方たちが自分たちで自分たちの活動を行えるようにします。ボランティア活動で移住者を仕切ってはいけません。一歩ひいてサポートするには、それなりのスキルが必要で、カトリック教会内、または教区事務所でそのスキル教育を受けることもできます。
サポートするスキルとは
このようなスキルが必要かもしれません。
- 傾聴するスキル
- 共感・忍耐・誠実
- 外国語のスキル
私は、さいたま教区事務所であった傾聴のスキル講座を受けたことがあります。教会によっては、海外からの移住者が中心になって無料の英語教室やフランス語・ポルトガル語教室を開催している場合もあります。
共感や忍耐、誠実性については、キリストに倣って生きていると自然にそうなれるでしょう。
カトリック教会で海外からの移住者をサポートするボランティア活動に参加してみる
教会活動やボランティア活動というと、ちょっとストイックな印象があるかもしれません。でも、気は持ちよう。本当に参加してみれば、充実した気持ちになれます。海外からの移住者をサポートする活動ではありますが、一歩さがって参加してみると、ボランティア活動は自分のためにもなります。

