医療機器メーカーに勤めていました。職種は営業です。ノルマがあって月末とか期末とかに「この数字は何ですか?」と詰められます。そのような中でもクリスチャンでよかったことは?というと「営業の役に立った」こと。
クリスチャンになったきっかけ

中学2年生のころにカトリックの洗礼を受けました。宗教研究会というクラブ活動があって、母からの進言ではいりました。キリスト教について教えてもらう研究会で、講師は松本神父様でした。あまり熱心に参加していたわけではないので、洗礼を受けた後から自然にいかなくなりました。
ほかの記事にも書きましたが、宗教研究会所属のクラスメイトH君から「洗礼を受けるといいことあるのか?どうして洗礼を受ける気になったのか?」と質問を受けたことがあります。私は深く考えていなかったので内心(かっこいいから)と思いながら、「神様を信じるというのは賭けみたいなものなんだよね」と答えたのでした。
その当時はまだ神様がいるかいないか?しっかりと信じられていなかったのです。
それから十数年たって、医療機器の営業マンになりました。
医療機器とは
まだまだ成長すると思われている分野なので、医療は転職先ランキング上位に位置しています。でも、医療分野の中にいる人たちは思っています。「医療分野は病院側にいるひとには追い風かもしれないけど、病院にモノを売っている側には逆風なんだよね」
どうしてかというと、厚生労働省と日本国の財政状況から、医療費をなるべく少なくしようという圧力が強いからです。
医療で一番お金が使われているのは病院スタッフの人件費、その次に患者が購入する薬代、それから手術などで使う医療機器です。病院スタッフの人件費は伸びるのですが、薬代と機材の値段は年々抑圧されています。一度値段を下げると、二度と高いお金で買ってもらえません(薬も同じ)。
医療機器メーカは羽振りが良い?
医療機器販売会社によっては、営業マンを高卒で採用するところもあります。営業車は「荷物を運ぶだけだ、軽自動車でいいだろう」ということで軽ワゴン。
10年、20年前、自動車は外車のセダン、スーツはイタリア製のような営業マン、もちろん大卒、という時代でした。
いまは、世界的なコングロマリット、〇&〇社でさえ、会社のロゴ入りポロシャツです。
心臓外科や脳外科手術に使う材料を専門に扱っている会社は特に羽振りが良かったです。
私は結婚する直前に、医療機器業界へ転職したのですが、そのとき「医療機器販売会社に就職が決まったよ」と報告すると、妻から「できることなら医療機器はやめて」といわれたものです。
そのわけは、医療機器の会社と病院や医師との癒着・不祥事がたくさん起こっていたからです。心臓ペースメーカ、透析装置、国立大学病院、接待、収賄という新聞の見出しが踊っていた時代です。
医療機器営業は何をする役目か?
ありがたいことに勤めていた会社では「接待はしない」が徹底されていました。なので接待はほとんどありませんでした(行ったことはあります、程度)。
医療機器のスペックや操作方法や説明の仕方を勉強すればするほど、営業成果が上がる仕組みになっていたので、のびのび仕事や勉強もできました。
(なんだかあの頃が懐かしい)
こんなことを最初に学びました
- 医療機器メーカのほうが医療機器販売店より偉いけど、販売店がないとメーカはまわらない
- 医者のほうが医療機器メーカより偉いが、医者もメーカの担当者に質問することがある
- 医療機器メーカのほかに製薬会社があるが、仕事のやり方は全く違う
- 医療機器販売店には総合商社と専門商社がある
クリスチャンでもトップセールスになれた
先輩の持っていた売り上げを引き継いだからなのですが、いわゆるトップセールスにもなったことがあります。なので、トップだからといって誇るわけにはいきません。
こういう形でもトップに近い成績が出るように神様がしてくださったのだと思います。それは、私の家族のためにもなり、同僚たちへの励ましにもなったと思います(あいつにもできたのだからという)。
その後、少しプライベート時間に余裕が出てきて、教会活動にも専念するようになりました。いまは引っ越しして教会でお手伝いすることはなくなりましたが、そのころの仲間と今もつながることができています。
心臓外科医の証(あかし)
東大卒の心臓外科医でクリスチャンの方がいらっしゃいました。仕事先でクリスチャンと出会うのはほんとうにまれです。
人類の永遠のテーマ「私たちは何のために生きているのか?どこから来て、どこへ行くのか?」。現役の心臓血管外科専門医が人体の精巧さをユーモアあふれる語り口で解説しながら、この永遠のテーマを読者と共に考える。本当に教わった通り、生物は偶然発生し、進化の過程を経て今の人間になったのか?患者との感動的な実話も多数収載。
今中先生へ営業でうかがったときのことです。
今中和人 : 年間100例内外の手術に携わる現役の心臓外科医。医学博士。心臓血管外科専門医・修錬指導医、日本胸部外科学会指導医、日本外科学会指導医。1988年、東京大学医学部卒業。日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会会員
あなたがどこから来たのかわかる本 心臓外科医と探る生命の神秘
「心臓の一部が変形するだけで心不全になって個体は死んでしまう、心臓がすこしずつ進化して今の形になったとは考えにくい」といわれていました。
「神様がデザインされたとしかいいようがない」
30年くらい医療機器の営業マンをやってきましたが、営業以外の話をしたのは今中先生が初めてでした。
(※今中先生に逆営業されてしまったような感じですが、この対談のあとで、なにか売れたかどうかは、ノーコメント 笑)
ところで、この今中先生の著書ですが、もろ手を挙げて賛成していらっしゃる人ばかりではないです。たとえば、このような書き込みがありました。
しかしすごいね。灘高・東大医学部出身の医学博士が「進化論は完全に誤った考え方であり、全知全能の神様が私たちのすべてを初めから創造されたお方である」と主張し、あちこちで講演もしてるんだ。日本における科学教育の敗北かな。
この書き込みは「上げて、落とす」という根拠がなくても納得しやすい構文を使っています。無知からでたコメントですかね。
科学は神を必要としません。このような医者が実在するだけで恐ろしさを感じます。
井の中の蛙大海を知らず。このような医師は日本には少ないかもしれませんが、世界にはたくさんいらっしゃいます。恐るべし、世界。
クリスチャンなのに営業しかも医療機器って大丈夫か?
私は「クリスチャンです、カトリックです」と、機会があればなるべく宣言するようにしています。質問されれば教会のことや、家族のことを話すようにしています。たいがい、興味津々で聞いてこられます。
普段は、丁寧な営業や心のこもったおもてなし(金銭を使わず)を心掛けているだけで、一応、営業活動ができています。
たったこれだけでいいの?ありがたいことだな、と思っています。
医師との会話でよくある話題は「自動車」「ゴルフ」です。私の場合、神様とか教会についての質問に答えるときは、うわぁ、この質問きたっ!と身構えてしまいます。
営業活動の中には、失敗や手遅れになること、うっかり忘れ、たくさんありました。こんな人間でも一応やってこれました。
これからも、同じような働きが、今の職場でできればいいなと思っています。
記事追加:ブログで収入を得る方法【アドセンス広告とアフィリエイトについて】
医療機器の営業を長くやってきたわけですが、その最後あたりでダイヤモンドの販売もすることになりました。医療機器は基本的にネット販売ができないので広告のことを勉強できなかったのですが、ダイヤモンドの販売ではネット記事も大いに活用できます。
そのダイヤモンドのことを学んでいるときに、アドセンス広告とかアフィリエイトについて勉強する機会がやってきました。
アドセンスとは、グーグルのアドセンス広告のことです。興味ある商品を検索したあと、何かにつけてその商品の広告が表示されることがあると思います。たいがい、それがアドセンス広告だったりします。
それに対してアフィリエイトという手法があります。アドセンス広告のような自動広告機能ではなくて、ブログの作者が「この広告をこんなふうにはさむといいのじゃないかな」と、主観とさじ加減で差配できる広告のことです。グーグルのアドセンス広告に比べると、より頭を使う広告掲載の手段です。
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